油は“敵”ではなく、“選ぶべき栄養素”です
「脂っこいものは体に悪い」
そんなイメージから、油=避けるべきものと思われがちです。
けれど、脂質は犬や猫にとって欠かせない栄養素です。
細胞膜の材料となり、ホルモンの合成に関わり、
皮膚や被毛の健康、免疫バランスにも影響します。
問題なのは“油そのもの”ではなく、
種類と質、そして量のバランスです。
例えば、オメガ6脂肪酸は皮膚のバリア機能に必要ですが、
過剰になると炎症を促す方向に傾くことがあります。
一方、魚油に含まれるオメガ3脂肪酸(DHA・EPA)は、
炎症バランスを整える方向に働くことが知られています。
さらに見落としがちなのが、油の酸化です。
酸化した脂質は体にとって負担になります。
保存状態や開封後の管理も、質の一部です。
脂質は減らせば良いというものではありません。
必要な量を、良い状態で摂ること。
油は敵ではありません。
体をつくる材料のひとつです。
だからこそ、
避けるのではなく、選ぶ視点が大切になります。


