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お店を作るんです その2

そんな代替医療を勉強していく中で、使い始めたのがサプリメント。
サプリメントなんて馬鹿にしていましたが、質の良いサプリメントを必要な場面で適切に使うと、びっくりするような効果が出るんです。

 

これもかなりびっくりでした。

例えば信頼のおけるサプリメントを使うと、足取りおぼつかない老犬がルンルンで散歩にいけるようになったり、毛が貧相になったワンコに使うとワサワサ毛が生えてきたり。
慢性的な皮膚病で皮膚がゴワゴワしているワンコに通常の薬物療法に加えてサプリを飲ませると皮膚が柔らかくなって、抗生剤や痒み止めの内服から減薬できたり離脱できたり。
なんとなく気休めだよなーと思っていたコンドロイチンやグルコサミンも良質のものを選べばちゃんと変化がでるし。

 

これらももちろん個人差がありますから、すごく効くケースと思ったように効かないケースもあります。
しかし、我が子のためにと一生懸命サプリメントを探して、ネットのレビューや知人の情報を頼りにあれやこれやと机一杯埋めてしまうほど飲ませていることを考えたら、もう少し効率よく・・というか、無駄のない飲ませ方をしてもらえると思うんですよね。

 

サプリメントや栄養機能性食品などは、それぞれの開発には理由があり、狙いがあります。
まったく効果のない素材は淘汰されるでしょうから、生き残っている製品にはそれなりの理由があり、それを理解してどういった作用を狙うのか考えて与えれば、うまく当たる子はびっくりするくらいうまくいきます。
薬事法の関係が合ってサプリメントは明確な効能がうたえないこともあり、なんとなく抽象的な表現や、反対に注目を得るために目を引くようなタイトルがおどるので余計に怪しくなってしまうので、これはもったいないよな、と思っています。
なんとか法に触れない範囲でうまくその利用法を伝えていければ、、、と思っているのですが。

 

そして、私が目からウロコが落ちるほどの衝撃を受けたのが『栄養』。これが4つめ。

往診診療をしていると、『食事』のことを聞かれる機会が増えるんです。

 

犬や猫は『総合栄養食』と明記されているフードとお水をあげていれば大丈夫。
人の食べているものは、あまりあげてはいけませんよ。

獣医師にそんなふうに指導されたことはありませんか?

私もそう指導する獣医師の一人でした。なんとなくそのように教わってきたので。
じゃあ、そのように指導しながらも、どうして『総合栄養食』が素晴らしいのか、果たして人の食べているものは、本当に犬や猫にとっては与えてはいけないものなのか、ちゃんと答えられる獣医師はいったいどれだけいるのでしょう。

申し訳ないですが、私もちゃんと答えられないかもしれない。。

 

比較統合医療学会という獣医の学会で統合医療栄養学セミナーという、獣医師向けの手作り食を含めた栄養についてのセミナーがありました。
アメリカでホリスティック栄養学を学ばれた先生から指導していただく4回シリーズのセミナー。
2回目の投稿で書いたように、私は『ホリスティック』という言葉に胡散臭さを感じていましたから(笑)、いかがなものかと思いつつも、手作り食とまではいなくても食について興味がある飼い主さんが多いことと、その疑問にきちんと答えられない自分がいるので、情報として頭に入れておくことは必要かなと思って。

最初の1回目の講義は、なんとなくモヤモヤが残り半信半疑な思いで帰ってきたのを覚えています。
その後、ペットの食についてや、人の食についていろいろと書籍を読み漁るうちに、『食べるもの』というものがいかに大切なことなのか真剣に考えるようになり、今までの総合栄養食信仰(?)が崩れたんです。
これは本当に目からウロコがぼろぼろと落ちていきました。
このセミナーを受ける機会がなければ、今の私の考え方は存在しないと言えるくらい。

 

一言お断りしておきますが、決して総合栄養食を全否定しているわけではありません。
偏った手作り食になるくらいならドッグフードのほうが有益だと思っています。
ワンコだから“ささみ”と“キャベツ”と“ブロッコリー”と”ニンジン“・・・みたいな。
ワンコのために手作り食していますと言いながらも、毎日ワンパターンで済ませている方はいませんか?人間なら365日同じものを食べればそれはとても不自然ですよね。それでは偏るんです。栄養素に関しては、過剰はまだよしとして、不足は良くないんです。

 

私は手作り食の指導もある程度はできますが、我が家の“るいちゃん”の主食は結局ドッグフードです。
朝から晩まで仕事に出ている自分にとって、帰宅後に人間の食事を作るのもおっくうなのに、ワンコのために毎日手作り食を作ることは現実問題無理なんです。
手作り食にパーフェクトはない、総合栄養食にもパーフェクトはない、そう思えばあとは考え方次第、工夫次第です。

 

私達の体は、私達が食べたものでできているんですよね。正確には食べたものでしか作られない。
そんな当たり前のことを真剣に考えたことがありませんでした。
(世の中には青汁だけで生きている日本人もいますし、ブレサリアンといってほとんど固形物を食べないで生きている人がいます。それを考えると単純に上記のことは言えませんが)

良質な材料が入ってこないと、健康な体は、良質な細胞は、良質な臓器は維持できないんです。当たり前のことです。
例えばアトピーは抗生剤と痒み止めだけでは治らないんです。傷んだ皮膚を新しく再生するのは自分自身であり、皮膚の材料は自分が食べた食材が材料になるんです。
ガンの患者さんで免疫力をあげましょう、と言いますが、免疫力とは『免疫細胞』のことを指します。免疫細胞は自身の細胞ですから、それを作る材料も自分が食べたものからできるんです。サプリメントだけガバガバ飲んでも適切な材料がなければ良質な免疫細胞は作れないんです。体内の『細胞製造工場』に適切な『材料』が入ってこなければ、優秀な工場長がいて、機械を動かす良質の潤滑油があってもなにも作れないんです。

 

では良質な材料とは?
例えばほうれん草。
スーパーで売っているハウス栽培されたほうれん草と、無農薬・有機肥料で栽培されたほうれん草。まったく色も違えば味の濃さも違う。同じ『ほうれん草』という名称の物体でも含まれる栄養素の量は全然違います。それは食べ比べたことがある人は分かることですよね。
では総合栄養食の主要成分である『タンパク質』ひとつを取ってみても、その含有量だけで全てが語れるのか?たぶん違うんですよね。

たんぱく質は以前のブログで少しお話ししたかも。

ほうれん草だって、畑の土から得られる栄養と水と太陽光線の力で成長していきます。

野菜は光合成で成長しますが、すべての栄養を自分で作ることはできない。土壌が肥沃でなければ栄養価の高いほうれん草はできないんです。
これも言われてみれば当たり前のこと。そして肥沃な土壌を作ろうとすれば手間も費用もかかるんです。だから有機栽培の野菜は高い。
私は趣味で家庭菜園をしています。化成肥料や農薬は基本的には使わない、ほぼ植えっぱなしのほったらかし栽培。虫も喰いますがちゃんと野菜はできます。
ほうれん草を地植えで作ってみると、とってもアクの強い・野菜嫌いの子供は食べられない、“昭和のほうれん草(?)“ができます。私は小さいころ、極度の食わず嫌いでお野菜全般食べられずに親を困らせていた(たぶん諦めていた(笑))のですが、こういうことだったのかも、と思います。

 

食べ物に関しては、高いから素晴らしいとは言えないけれど、安かろう悪かろうは間違いなくあると思っています。
だから、加工や流通の流れでどうしても食材費以外のコストがかかるドッグフードのような加工食品は素材をこだわるとびっくりするほど高くなる。同じ金額を払って人の食材を購入してご自身で作ったほうが、間違いなく『素材』のよい食事は作れます。あとは内容次第です。

 

実はサプリメントは“食品”になります。なのでこれも同様に、同じ成分表記でも同じではない。高いものが全て素晴らしいとは言えないけれど、安かろう悪かろうは少なからずあります。だから『飲んでも効かない』となると、日本は特にサプリメントは医療人には良く思われていませんから、“すべてのサプリメントは効かないからダメ“と一括りにされるんです。
なんだかもったいないよなーって思っています。

 

またまた長くなってきたので次回に続く。。。

 

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従業員的にはオーナーがいないほうが気楽な部分もありますし・・・(苦笑)。

今後数回更新を予定しているこのブログを読んでいただいて、共感していただける方がいいなと思ってるので、興味がありましたら、るい動物病院に直接お電話いただくか、HPの問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。

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