歯周病は、口の病気ではなく“全身の病気”です
歯周病というと、
「口の中のトラブル」というイメージが強いかもしれません。
けれど実際には、歯周病は歯ぐきだけの問題ではありません。
歯周病は、歯と歯ぐきのすき間で細菌が増殖し、
慢性的な炎症が続く病気です。
その炎症部分から細菌や炎症性物質が血流に乗ることで、
全身に影響を及ぼす可能性が指摘されています。
人医療では、歯周病と心疾患、糖尿病、腎疾患などとの関連が研究されています。
犬や猫でも、重度の歯周病が慢性的な炎症状態をつくり、
心臓や腎臓への負担に関与する可能性が示唆されています。
つまり、歯周病は「口の中の汚れ」の問題ではなく、
慢性炎症の病気と考えるほうが本質に近いのです。
口臭がある、歯ぐきが赤い、出血しやすい。
それは単なる見た目の問題ではありません。
体はひとつにつながっています。
口の中で起きていることは、
決して口の中だけで完結していないのです。
シニアの始まりは、“7歳”ではなく個体差があります
「7歳になったらシニア用フードに切り替えましょう」
そんな表現を目にすることがあります。
確かに犬や猫では、7歳前後を“シニア期の目安”とすることが多いのは事実です。
けれど実際の老化の始まりは、年齢だけでは決まりません。
体の変化は、体格、犬種・猫種、生活環境、筋肉量、これまでの栄養状態によって大きく異なります。
同じ7歳でも、まだ若々しく筋肉がしっかりしている子もいれば、
すでに後ろ足の力が落ち始めている子もいます。
見るべきなのは年齢ではなく、
・立ち上がるまでの時間
・散歩の速度
・寝ている時間の増加
・体重や筋肉の変化
といった日常のサインです。
早い段階で気づけば、
運動量の調整や栄養の見直しで維持できることもあります。
「もうシニアだから」ではなく、
「今の体はどうか」という視点。
年齢はひとつの目安にすぎません。
本当のシニアの始まりは、その子の体が教えてくれます。
原材料の最初の3つを見るだけで、フードの質は大体わかります
相談が早いほど、できることは増えます
「まだ病院に行くほどじゃない気がして…」
そんなふうに迷うこと、ありませんか。
食欲はある。
歩けてもいる。
でも、どこかいつもと違う気がする。
実はその“迷うくらいの段階”こそ、
一番できることが多いタイミングです。
体の変化が小さいうちであれば、
生活環境の見直しや食事の調整、運動量の工夫だけで整えられることもあります。
症状がはっきりしてからでは、
薬や処置が必要になる場面が増えていきます。
例えば、
体重が少し減ってきた段階と、
明らかな筋肉低下が起きてからでは、
取れる対策の幅は大きく違います。
皮膚トラブルも、
軽い乾燥のうちなら整えやすいものが、
慢性化すると時間がかかります。
医療は「治療」だけではありません。
悪化させないことも、大切な医療です。
小さな違和感のうちに動けるかどうか。
それが、その後の生活の質を大きく左右します。


