“消化できる力”は、年齢とともに変わります
「若い頃と同じフードをあげているのに、最近お腹がゆるい」
そんな変化は、シニア期に少なくありません。
食べる量が同じでも、
消化・吸収する力は年齢とともにゆるやかに変化します。
胃酸の分泌、消化酵素の働き、腸の動き。
これらは若い頃ほど安定しなくなることがあります。
その結果、
以前は問題なかった脂質量が重く感じたり、
タンパク質の吸収効率が落ちたりします。
また、腸内環境のバランスも変わりやすくなります。
便の回数が増える、においが強くなる、
ガスが増えるといった変化は、消化力の低下のサインかもしれません。
ここで大切なのは、
「量を減らす」だけに頼らないこと。
消化しやすい設計のフードを選ぶ、
脂質の質を見直す、
食事回数を分けるなど、
負担を減らす工夫があります。
年齢は変えられません。
けれど、食事の与え方は調整できます。
“食べられるかどうか”ではなく、
“消化できているかどうか”。
そこを見る視点が、
シニア期の食事管理には欠かせません。




